湘南える  
今週のリビングお出かけしようよ連載コラムドクターコラムカルチャーチケット通販オレンジMY SHOP募集中プレゼント
HOME 会社案内 お問い合わせ サイトマップ
ドクターコラム
 
 
 
   
 

環境の変化がストレスに。予防と早めの受診を
 「転勤や引っ越しをした後、ずっと気分がふさぎこんでいるということはありませんか? 放っておくとうつ病になる場合もあります」と、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―転勤・引っ越しがうつ病の原因に?
 「転勤を契機に今までの生活環境はがらりと変わります。人との関わりや地理的な条件が変化し、それらに対応しなければなりません。さらに、引っ越しによるストレスと体の疲労が重なるとうつ病の原因になることもあります」
―心配な症状は?
 「“憂うつ”“何もやる気がおきない”などの状態が2週間以上続くと、うつ病の可能性があります。また、もともとうつ病の症状がある人はさらに悪化する場合もあるので注意が必要です」
―予防するには?
 「以前の職場や地域で交流があった人とは転勤・引っ越し後も連絡を絶たないようにします。事前に赴任先の情報を調べたり、一度訪問しておいたり、新天地で頼れる人をつくるなど準備しておくとよいでしょう」
―家族への配慮は?
 「学校は人間関係を築いていく場。親しい人から引き離すことは子どもにとってもストレスなので、いつもより気に掛けてあげてください。自身も含め、家族に心配な症状がある場合は早めに専門医に相談を」 (5月12日号より)

   
  目次へ    
 
   
 

不安を取り除くと痛みが軽減することも
 「原因が分からず、頭・手・足・腹部・肩などさまざまなところがズキズキと痛むことはありませんか。もしかしたら『疼痛(とうつう)性障害』かもしれません」と、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―疼痛性障害とは?
  「痛みを感じるのに、内科や外科で検査しても異常が見つからず、さらに症状が長引く場合、不安やストレスなど心理的要因によることが考えられます。これが『疼痛性障害』です。痛みが激しくなり、家事や仕事など、日常生活に支障を来たすようになると治療が必要です」
―原因は?
 「痛みは実際にありますが、手足など抹消部分が原因ではなく、脳内の神経系の異常であると考えられています。不安により痛みが増大されたり、逆に不安を取り除くと痛みが軽減されるという患者さんもいます。さらに、うつ病や統合失調症などが背景にあるケースでは、痛みに加え、気分の落ち込みや妄想などさまざまな症状が出ることがあります」
―治療法は?
 「背景にある原因を知り、抗うつ薬など薬物療法やカウンセリングを行っていきます。また、痛みが完全に消えなくてもある程度は、痛みと共存する方法を身に付けることも必要です。まずは専門医に相談し、適切な治療を受けましょう」(4月28日号より)

   
 

家族の気付きが大切
 「パーキンソン病はうつ病を併発することがあり、そのケースでは心理的な治療も必要です」と、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎さん。
―うつ病を併発している場合の治療法は?
 「パーキンソン病自体は神経内科で治療を行いますが、うつ病の治療は心療内科で抗うつ薬などを使った治療を行います。また、うつ病以外にも、認知症を発症する場合もあります」
―早期に合併症に気付くには?
 「本人は合併症があるとは認識できないので、ご家族の気付きが大切です。『元気がない』『物忘れがひどい』『同じことを何回も言う』など日常で気になったことを担当医に伝えることが早期発見につながります」(4月21日号より)











  目次へ    
 
   
 

似た症状があり、併発しやすいので注意を
 「中高齢者に多い『パーキンソン病』。実はうつ病を併発しやすい病気ともいわれています」と、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―パーキンソン病とは?
  「脳の中のドーパミンの減少が原因で起こります。50〜55歳以上の人に多く発症しますが、まれに若い人がなることもあります。主な症状は、表情がない、動きが硬くなる、前かがみになり小股で歩く、方向転換ができない、何かをつまむような動きをするなどです。表情がない、動きが鈍くなるなどうつ病に似た症状があるので、うつ病だと思って受診する人もいます」
―うつ病との見分け方は?
「見分ける方法の一つは、関節が硬く、歯車のようなかくかくした動きであればパーキンソン病であると思われ、神経内科で治療を行います」
―パーキンソン病患者でうつ病を併発している場合は?
「気分の落ち込みや不安感のため、パーキンソン病の症状が進行したり、生活能力の低下がみられることもあります。その場合、パーキンソン病だけでなく、うつ病などの治療も必要になります」
―心配な場合は?
「まずは専門医に相談を。神経内科、心療内科の両面から診断を受け、適切な治療を行うことが大切です」(4月14日号より)

 
   
 

暴力になる前に早めの治療を
 DV(ドメスティックバイオレンス)の治療について「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生に聞きました。
 「すでに暴力の輪(殴る側と殴られる側)が出来てしまっている時は、まずは双方を切り離すことです。その後、『殴る=快感』などパーソナリティーに問題がある場合はカウンセリングや行動療法で、『情緒不安定パーソナリティー障害』『不安障害』など心の病の場合はカウンセリングや投薬で治療を行います。普段からイライラや心のモヤモヤを物に当たって解消する人はDVの危険因子.がある可能性も。『やめてほしい…』の声で改善されないようであれば、暴力につながる前に早めに専門医にへ相談するとよいでしょう」(3月31日号より)












  目次へ    
 
   
 

暴力と心の病の関係とは
 DV(ドメスティックバイオレンス)について「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生に聞きました。
―夫婦間における家庭内暴力(DV)とはどのようなものですか?
 「殴る夫と殴られる妻という典型的なケースがあります。家事や育児、社会生活の不和や夫の親族との確執など、理由は何であれ妻の不具合に対し夫が責め立て、次第に手が出るなど暴力に発展していきます。しかし翌日に夫が謝ってくると許してしまう…を繰り返す。妻はミスや不具合を具体的に指摘されるので『自分が悪い?』と罪責感を持ちます。そして暴力を受けても、その後の謝罪で許されたという間違った開放感を感じてしまいがちです」
―暴力と心の病は関係していますか?
 「パーソナリティーの問題もありますが、暴力を振るう側は『情緒不安定パーソナリティー障害』や、著しい『不安障害』で殴るなどの衝動的な行動を抑えられないことも考えられます。また通常大人しくなることの多い『うつ病』ですが、怒りっぽくなったりイライラすることもあります。一方、殴られる側は周期的に繰り返される暴力によって『うつ病』や『不安障害』を発症することも。自身の胸の内にしまわずに、専門医に相談してください」(3月24日号より)

 
   
 

これからの自分の人生のために自立への道を
 「『帰る時間が遅い!』と度々メールしてきたり、『休日なのにどこに行くの?』としつこく聞いてくる│。成人し社会人になってからも親からの監視が厳しく、ストレスを受け続けることで心の病を発症してしまうこともあります」とは「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―どのような症状や心の病が考えられますか?
 「親からの行き過ぎた干渉や束縛のために自分の時間を持てない、恋人も出来ない…。そんな状況を繰り返すうちに不安感や頭痛を訴え、『適応障害』や『うつ病』『不安障害』を患うケースがあります。また、日常生活において他者の判断に依存してしまう『依存性パーソナリティー障害』を発症していることも」
―治療方法は?
 「症状によりますが、『適応障害』の場合は親の束縛から抜け出すことで症状の改善が見られます。しかし、今までと違う自由な現状に再適応.する過程で不具合を生じることもあり、カウンセリングが必要なことも。また『依存性パーソナリティー障害』は、長期にわたるカウンセリングで自信を取り戻させます。どちらにしても、親との距離を取ることです。当事者だけで難しい場合は第三者の助けを借りるなどして自分の人生のために自立することが大切です。悩みや不安は、専門医に相談してください」(3月17日号より)

  目次へ    
 
   
 

一人で抱え込まないで専門医に相談を
 春は入園・入学の季節。「特に初めて子どもを送り出す親、子どもにとっては、ガラリと生活環境が変わり、心身の負担になることが多いものです」と、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。親子が陥りやすい心の病について聞きました。
―保護者がなりやすい精神疾患は?
 「初めて保護者の元から離れ、泣き叫ぶ子どもの姿を見てびっくりするなどしばらく不安な状態が続くと、うつ病を発症する場合があります。また、下校時、少しでも帰宅時間が遅れると事故や誘拐などではないかと過剰に心配する人も。この状態が続くと不安障害の可能性があります」
―通園・通学をし始めた子どもがなりやすい精神疾患は?
 「最初は保護者から離れられないのが普通で、大半は心配いりません。ただし、極端に泣き叫んだり、何カ月も続くなど期間が長い場合、分離不安障害の可能性も。身体症状や問題行動が現れることもあります」
―予防するには?
 「幼稚園・小学校に上がったからといってすぐに何でもできるわけではありません。少しずつ慣れていくものだと見守ってあげましょう。また、一人で抱え込まず、相談できるママ友や保育士、先生とのコミュニケーションをとることも有効です。それでも心配な場合は専門医に相談を」(3月3日号より)

 
   
 

放っておくとうつ病を発症することも
  「特に身体疾患はないのに、重い病気にかかっているのではないかと過度に心配して病院をはしごしてしまう。もしかしたら心の病の可能性も」と、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎さん。
―どんな精神疾患が?
 「『心気症性障害』の可能性があります。このケースは実際以上に重い病気だと思い込んでしまいます。『癌ノイローゼ』や体の感覚の障害『セネストパチー』などもその例です。本人は心の病とは思っていないので、内科や外科を転々と受診します。この状態が高じると、気分が落ち込み、うつ病などを発症することも」
―治療法は?
 「カウンセリングと薬物療法を行っていきます。思い当たる場合、一度心療内科に相談を」 (2月25日号より)







  目次へ    
 
   
 

体重減や食欲不振が続く場合は専門医へ相談を
  クリスマスやバレンタインシーズンが終わり、気分の落ち込みが続いている人はいませんか?「この時期、失恋などのショックから立ち直れずに、うつ病などの心の病を患う女性のケースが見られます」とは「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―どのような症状が見られますか?
  「通常ショックなことがあると、落ち込んだりやる気がなくなったりするものです。しかし最初は会社に通えていたのに次第に活動性が低くなり出社できなくなる、体重が減る、食欲不振などの症状が続く場合は注意が必要です。『うつ病』や『そううつ病』『不安障害』『統合失調症』などの心の病を発症していることも考えられます」
―なりやすい人は?
 「不安が強い、落ち込みやすい、悲観的、こだわりが強い人などです。女性は男性より不安が強いため、女性に多く見られる傾向にあります」
―予防策は?
 「ショックを受けやすい人は、普段から家族や友人など安心して相談できる相手ゲートキーパーの存在を確保しておくことが大切です。また、失恋したことにとらわれ過ぎないように、仕事や趣味などほかの分野に楽しみを持つことも予防につながるでしょう。気になる症状が続く場合は、専門医に相談して適切な治療を受けましょう」 (2月18日号より)

 
   
 

発汗する状況によって心に潜む病が異なります
  日常生活の中で、手汗.に悩んでいる人はいませんか? 「手汗が出るのがどんな状況なのかによって考えられる心の病が異なります」と「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。手汗と心の病との関わりについて聞きました。
―どのような病が考えられますか?
  「会議などの逃げ出せない状況下での発汗であれば『パニック障害』、手汗だけでなく人前で発言するときに激しい動悸(どうき)や息苦しさを伴うようであれば『社交不安障害』などが考えられます。また、暑いわけでもないのに汗をかき、イライラしたり何かと心配になるなどの症状がある場合は『全般性不安障害』、またアルコール中毒の離脱段階でも手と上半身に異常な発汗が見られることがあります」
―治療方法は?
 「『パニック障害』であれば投薬と行動療法、『社交不安障害』なら投薬と認知行動療法、『全般性不安障害』なら投薬、と病によって異なるので原因を見きわめることが大切です。『社交不安障害』であれば、早期に適切な処置を受けると1.3カ月で約80%の症状が消えると言われています。放っておくと治りにくくなるだけでなく、薬の反映性も悪くなってしまいます。気になる場合は自分で抱え込まずに、早めに専門医に相談してください」 (1月28日号より)

  目次へ    
 
   
 

背景に心の病が隠れている場合も
  「下痢や便秘などおなかの不調が続く…。もしかしたら、何か強いストレスにさらされていませんか?」とは、ハートクリニック院長の浅井逸郎先生。
  「腸と脳は密接な関係にあると言われています。そのため、脳に何らかのストレスや障害を受けることによって下痢や便秘など腸に症状があらわれることがあります。その場合、整腸剤などの服用で一時的に回復できたとしても根本的な改善にはつながりません。集中力がない、気分の落ち込み、めまい、肩こり、寝汗、睡眠障害などほかの症状がある場合は心の病の可能性が考えられます。専門医に相談し、背後にあるストレスを見極めた上で適切な治療を受けましょう」(1月28日号より)

 
   
 

パニック障害、うつ病、不安障害などに対する心理療法
 パニック障害、うつ病、不安障害などでは、投薬治療以外に「行動療法」「認知行動療法」が行われることがあります。どのような治療法であるのか、ハートクリニック院長の浅井逸郎先生に聞きました。
―「行動療法」とは?
 「主にパニック障害や恐怖性障害などで行動療法の中の『暴露法』と呼ばれるものを用いることがあります。例えば、『一度電車でパニック発作を経験したので、怖くて電車に乗れない』という症状の場合、『ホームに立ってみる』など可能なことから始め、それができたら次へという具合に段階を経て、繰り返し行い克服していきます」
―「認知行動療法」とは?
「主にうつ病や不安障害などで用いられる療法です。例えば、“体が思うように動かない”という状況に対して、ある人は『疲れているだけ』と思い、休息します。ところがある人は『だめな人間になってしまった』と思い、落ち込みます。このように物事のとらえ方(認知)で、その後の感情や行動が決定します。この療法は、不安やうつ状態にある患者さんが落ち込みにくいとらえ方ができるようにトレーニングしていくものです」
「薬物療法、行動療法・認知行動療法のいずれも綿密な治療計画のもと行われています。治療の詳細や疑問などは専門医に相談を」 (1月21日号より)

目次へ  
 
   
 

「社交不安障害」「回避性パーソナリティ障害」「統合失調症」
 年末年始、人がたくさん集まる場所で苦痛を感じることはありませんか? 考えられる疾患について、ハートクリニック院長の浅井逸郎先生に聞くシリーズの2回目。
 「明らかに通常とは異なる状態が見られる場合、『社交不安障害』『回避性パーソナリティ障害』『統合失調症』などの可能性も」
―「社交不安障害」とは?
  「人前で話したり、食べたりすることに不安を感じて、頭が真っ白になったり、手の震え、冷や汗、さらには何日も前から眠れないなどの症状が出ることもあります。また、初対面の人は慎重に対応することで脳への負担が大きくなるので、話すことができないという場合もあります」
―「回避性パーソナリティ障害」とは?
 「人から拒絶されたり、マイナスの評価を受けることに過敏になりすぎて、社会的な交流を避けるようになります。なんでもないことにひどく傷つき、抑うつ状態になることもあります」
―「統合失調症」とは?
 「不安や幻覚など症状は人によってさまざまですが、情報量が多いと集中できず、会食では食事と会話の両立が困難であることも」
 「これらの疾患は投薬や認知行動療法によって改善することが多いものです。気になったら、まずは専門医に相談してください」 (1月7日号より)

 
   
 

手の震えや動悸など気になったら相談を
 忘年会や新年会、お正月など何かと人が集まる機会が多い年末年始。人付き合いが苦痛になる人も少なくないようです。疾患が考えられるケースについて「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生に2回シリーズで聞きます。
―疾患の可能性がある状態とは?
  「人がたくさんいる場所での会食やスピーチなどで極端に緊張したり、さらには手の震え、動悸や冷や汗、前の日眠れないなど明らかに通常とは異なる状態の場合です」
―どのような疾患が考えられますか?
  「極端なあがり症の『社交不安障害』のほか、『回避性パーソナリティ障害』、『統合失調症』などです。気になったら専門医に相談しましょう」(12月27日号より)












  目次へ    
 
   
 

自傷行為の原因と治療について
 「リストカットなどの自傷行為の裏には、さまざまな心の病が関係しています」とは、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―どのような心の病が考えられますか?
  「発達障害や統合失調症、うつ病などです。特に、境界性パーソナリティー障害の人が自傷行為をするケースが多く見られます」
―原因は?
  「過度のストレスや不安を、自分を傷つけることで解消しようとします。ドーパミン値が上がることで日常の不快な感情が消えたような気持ちや、興奮状態になるために痛みを感じなくなる場合が多いです。そして、自分の身を守るための代替手段として依存.してしまうこともあります」
―治療方法は?
  「初期の場合、リストカットの『切りたい』と思う数秒の欲求を我慢できれば衝動が収まることも。常習化してしまうと、投薬と合わせてカウンセリングで心の内にある葛藤を口に出すことで原因を解消したり、認知行動療法で受け止め方や感じ方を改めさせていら立ちなどが生じにくくなるように指導します。患者は10代の女性に多く見られ、発症した場合は40代半ばくらいまで継続的な治療が必要になります。大切なのは、周囲が早く気付いてあげること。気になる場合は専門医に相談してください」(12月10日号より)

 
   
 

オーバーワークで疲れていませんか?
 一日の終わり、休息のひと時といえば睡眠ですが…。「仕事の夢ばかり見るようであれば、睡眠障害の可能性も考えられます」とは、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生。
―なぜ仕事の夢を見てしまうのでしょうか?
  「日中仕事で作業したり見聞きした情報は、寝ている間に復習.して夢の中で処理.されているとされ、そのとき見るのが夢と考えられています。通常、眠りが深い場合は夢に気付かなかったり、見ても目覚めたときには忘れています。しかし熟眠障害で眠りが浅い人は、処理の過程を夢として認識してしまい、目覚めても覚えていることがあります。また一般に、女性は男性より眠りが浅いといわれています」
―原因と対策は?
  「仕事の夢を見る場合、たまに夢に出てくるのであれば問題ありませんが、3日以上続くようであれば、オーバーワークや過労が要因となっていることも考えられます。多忙な仕事環境を緩和したり、睡眠環境の改善をはかってみましょう。投薬で眠りを深くすることも有効です。それでも回復せずに眼精疲労や気分の落ち込み、イライラ、集中力の低下などの症状が見られる場合は、ほかの心の病が隠れているかもしれません。気になる症状は放置せずに専門医に相談してください」(12月3日号より)

  目次へ    
 
   
 

取捨選択と優先順位が大切
 「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生に「ネット依存」について聞きました。
「『ツイッターやフェイ取捨選択と優先順位が大切ネットに依存していませんかハートクリニックhttp://e-heartclinic.com/スブックが常に気になる…』『もらったコメントにすぐ返信しないと…』など、現代ならではの感覚に陥る人もいるのでは。社交的で不安が強い人ほど、ネットで他者とつながりを持つことに安心して依存する傾向に。仕事や家事、学校などの日常生活に支障が出る場合は心の病の可能性も考えられます。生活の中での位置づけや取捨選択することが大切。大人は自分で優先順位を決められても、お子さんの裁量では難しい場合は親が管理することも必要になります。気になる場合は自分で判断せずに専門医に相談しましょう」(11月26日号より)









 
   
 

進行すると不安障害やうつ病を発症する場合も
 最近、心にぽっかり穴が空いたような無気力感はありませんか。主に40代.50 代の女性(主婦)に見られる「空(から)の巣症候群」について、ハートクリニック院長の浅井逸郎先生に聞きました。
―「空の巣症候群」とは? 
「子どもが成長し、就職や結婚などで家を巣立っていったことで、関心を向ける対象を急に失い、むなしさ、寂しさなどの喪失感が生まれます。これを契機に気分が落ち込みやすくなる状態を『空の巣症候群』といいます。子育て以外にも、介護が終わった後、生活ががらりと変わることで同じような状態になることがあります」
―どのような症状が現れますか? 
「自分が家族から必要とされていないという見捨てられ不安.が強くなります。家事などの意欲も低下し、周りに興味がもてなくなります。また、この時期更年期障害に重なることも多く、症状が進行すると、不安障害やうつ病を発症する場合もあります。逃避行動として、アルコール依存症などの心配も」
―どのようなことを心掛ければよいですか? 
「子どもとのコミュニケーションを急に絶たずに、しばらくは交流を続けたり、同じ境遇の友人との関係を作っておくことも有効です。それでも改善しない場合は、専門医に相談し、適切な治療を受けましょう」(11月19日号より)

  目次へ    
 
   
 
習慣化すると日常生活に支障を来たす場合も
 「健康や社会性にも害があるのにやめられない」。買い物依存症、インターネット依存症などでも知られるプロセス依存症の一つ「ギャンブル依存症」について、ハートクリニック院長の浅井逸郎先生に聞きました。―なぜやめられなくなるのですか?
 「ギャンブルで大当たりをしたとき、快感をつかさどる物質ドーパミン.が大量に発生します。これにより、悩みや不安な気持ちを一時的に解消してくれます。また、金銭的な報酬も付いてくるため、強い幸福感を感じることができます。この状態が常に続くことを求めるのでやめられないのです」
―依存症といわれるのはどのような状態ですか?
 「たまに行うなら問題はありませんが、習慣化すると今までと同じ幸福感を得るのにさらに多くの刺激が必要になります。結果、より長時間・多額の投資をするなどエスカレートへ。期待したものが得られなければ不安感が増し、日常生活に支障を来たす場合も」―治療するには?
  「専門医を受診し、カウンセリングや認知行動療法などの治療を行っていきます。ただし、最初はほとんどの患者が自分に治療が必要だと思っていないため、本人による受診が難しいケースも。家族が本人に代わって専門医に相談することも可能です」(11月5日号より)
 
   
 
背景を知り適切な対応が必要に
 「複数症状が出ているのに、原因がよく分からない」。そんな「自律神経失調症」について「ハートクリニック」院長の浅井逸郎さんに聞きました。
−「自律神経失調症」とは?
  「自律神経は、心臓の動き、体温・睡眠の調節などあらゆる体の働きに影響を与えています。『自律神経失調症』はこの調節機能に障害が起き、下痢、頻尿、動悸、目まい、冷や汗、倦怠感、不眠、緊張など、場合によって複数の症状が出ます」
−原因は?
  「例えばうつ、パニック障害などほとんどの精神疾患で『自律神経失調症』が見られるため、診断後もその背景にある原因を調べて、適切な治療を受けることが大切です」 (10月29日号より)






  目次へ    
 
   
 
適切な治療で楽しいセカンドライフを
 定年を迎えた夫婦関係やそれにまつわる心の病について「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生に聞くシリーズの2回目。
  「ご主人は『仕事』、奥さんは『家庭』と長年別々のテリトリーを中心に生活していた夫婦の場合、定年後の慣れない生活スタイルが負担となって心の病を患ってしまうこともあります」
−なりやすい人とは?
  「男性の場合、真面目で『仕事一筋』『仕事が趣味』というような人。女性の場合は、プライドや自尊心を傷つけられることに弱い人などに多く見られます」
−どのような症状と病が見られますか?
  「必要以上に『イライラする』『文句を言ってしまう』など、自分をコントロールできないなどの症状が見られ、『うつ病』『不安障害』のほかに、『認知症』の前兆の場合も考えられるので、早めに専門医を受診するようにしてください」
−治療方法と対策は?
  「家庭内での夫婦間のやりとりなどの環境調整をはじめ、カウンセリング、アドバイス、投薬などの治療でたいていの場合は改善されます。またご主人は、仕事に限らず定年前後で “連続性” を失わないように備えるのも大切。奥さんは、自分の時間、空間が確保できるような暮らし方を確立できるように心がけるとよいでしょう」 (10月22日号より)
 
   
 
慣れない生活スタイルや不満が心の負担に
 定年を迎えた夫婦関係やそれにまつわる心の病について、「ハートクリニック」院長の浅井逸郎先生に2回シリーズで聞きます。
  「休日返上で家庭をかえりみないで働いてきたような、『仕事一筋』だったご主人が突然家にいる…。今まで忙しくて何も言ってこなかったご主人が家庭内のことについて口を出してくる…。『家にいられるだけでストレスを感じる』という奥さんもいるでしょう。さらに、ご主人から会社組織の中でやりとりしていたような『言葉使い』や『指示』であれやこれやと命じられる…。 “家庭” を基盤に自分のペースで暮らしていた奥さんにとっては慣れない毎日に不満が募り、それらの負担が原因となって心の病につながることも考えられます」
−どのようなことを心がければよいですか?
  「まずは環境を見直し、夫婦間の “衝突” の機会を減らすように心がけることです。ご主人は、定年後も何かしらの仕事や地域社会での活動、趣味など熱中できることを探すのもよいでしょう。奥さんは、自分は家事のプロであり、相手を指導していくつもりで接することで心の負担が軽減することも。それでも、イライラが止まらないなど今までと違和感がある場合は、専門医に相談して適切な治療を受けるとよいでしょう」 (10月8日号より)
  目次へ    
Copyright(c)2006 SHONAN LIVING Co., Ltd. All Rights Reserved.