2020 年、東京五輪が藤沢市・江の島にやってきます! そこで、これから五輪が楽しみになる湘南ゆかりの期待のアスリートを紹介していきます。初回は、4 年後に江の島で行われるセーリング競技で注目の土居愛実選手。今夏のリオデジャネイロ五輪日本代表としてメダルを狙います!
目指すは金! 風を読み切り走れた時が楽しい
慶應義塾大学所属(Team ABeam メンバー)
土居愛実選手
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに通う環境情報学部3 年生・土居愛実選手は、昨年11 月、オマーンでのセーリング・レーザーラジアル世界選手権で日本人最上位の8 位に入賞。リオデジャネイロ五輪日本代表の座をつかみ、ロンドン大会に続き2 大会連続での出場を決めました。
「前回は高校生で挑戦者として臨みましたが、最終日に上位10 艇が出られるメダルレースを観覧席で見ていたことが本当に悔しくて。その時からリオでメダルを取ることを目標にトレーニングを積んできました。もちろん目指すは金メダルです」と落ち着いた面持ちの中に闘志を燃やします。
大学で学びながら、練習のために海外へ渡る日々。「勉強との両立は大変ですけれど、ヨットをやっているから勉強ができないと思われるのは嫌ですし、基本的に妥協したりあきらめたりするのが嫌い。全部をしっかりやりたい性格なんです」と話す頑張り屋さんです。
ヨットを始めたのは小学2 年生の時。「先に習っていた2 つ上の兄の練習を毎週見に行っていたんです。そこで当時のコーチに『ジュース20 本あげるからやろう』と言われて。子どもの不純な動機です(笑)」。しかし、当初は怖くて毎週辞めたいと泣いていたそう。「船がひっくり返ったり、海に落ちたり、全部が自分にかかるスポーツなので。でも、もしやっていなかったら何をしていたんだろうって思うと、ヨットをやっていてよかったと思います」。進むべき道への風を確実にとらえ、厳しい練習の波を乗り越えた結果が今日に。
幼少期にともに練習してきた兄・一斗さんも470 級の男子代表に内定。「一緒に五輪出場が決まってうれしいです。今は練習は別々ですが、ご飯を食べたり、走ったり、話したり、家族として一緒にいて落ち着ける存在です」。リオで兄妹での活躍が期待されます。
「やっぱり私はレースが好き。刻一刻と変わる自然を相手に、風を読み切って対応できた時が楽しいんです」。リオの風を味方につけ、飾らない笑顔が輝く日が楽しみです。
(増田誠子)
土居さんに聞きました! セーリングQ&A
Q . セーリングってどんな競技ですか?
A . ヨットで、海上のマークが置かれたコースを規定回数回り順位を競います。一般に複数レースを行い、各レースの順位でポイントを計算し、総合優勝を決定します。
Q . 土居選手の出場する「レーザーラジアル級」とは?
A . 長さ4.23 mの1 人乗りの船を操縦します。男子のレーザー級と同じ船ですが、セール(帆)の大きさが小さいものです。
Q . セーリング観戦を楽しむには?
A . 一人一人の体の動きを見ると面白いと思います。風が吹くほど動きが激しくなり、体の位置を180 度変えてバランスを取ります。非日常の想像できないような動きが見られるはずです!
Q . 江の島はセーリング競技の会場としてどうですか?
A . 江の島は結構難しい海面です。特に北風が吹く方向が安定しません。でも、2020 年東京五輪は夏の開催なので南風が多く吹くはず。そうなると比較的安定して分かりやすいコースだと思います。高校生の時から練習している海なので、メダルを狙いたいです!
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