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[2017/09/28]

1/11(木)新春に津軽三味線で和の響きを 文化・スポーツ

2018年1月11日(木) 藤沢市民会館小ホール

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1970年新潟生まれ。胡弓や三線も取り入れた、奥行きある演奏の深い叙情性に定評がある高橋竹童

高橋竹童(たかはし・ちくどう) 1970年新潟県生まれ。9歳から津軽三味線を習い始め、 19歳で津軽三味線の大家・高橋竹山に師事、最後の内 弟子になる。その後は津軽三味線にとどまらず、胡弓、 琉球三線を取り入れた奥行と抒情性のある演奏には 定評がある。演奏会では軽妙なトークもお楽しみに

若々しい豪快な音締めと、軽妙な舞台運びでオリジナルなスタイルを創出している、三味線奏者・高橋竹童が藤沢にやってきます。
当日は「津軽じょんから節」といった津軽の曲を中心に、民謡などを伝統的なスタイルで演奏します。
豪快なバチさばきで、日本の弦楽器を巧みにあやつる“高橋竹童の世界”のライブで新春を迎えてみませんか。
予定曲目は「津軽じょんから節」「津軽あいや節」「風の盆」ほか。主催=サウンドポート。

津軽三味線の大家・高橋竹山の最後の内弟子として受け継いだもの、最新アルバム「絹耀.きぬあかり」についてなど伺いました。

師匠・竹山の三味線に絹糸を張って
温もりある希少な音色を
糸の〝より〟や手作りした駒などにもこだわった竹山さんの三味線で、実演しながらお話してくれた竹童さん

糸の〝より〟や手作りした駒などにもこだわった竹山さんの三味線で、実演しながらお話してくれた竹童さん

ー「絹耀~きぬあかり」はどんなアルバムですか?
今はテトロンやナイロンが主流の三味線の弦も、昔は全部絹糸でした。今回は竹山から譲られた三味線に、今では希少な絹糸を張って全曲演奏しています。テトロンなんかは弾いたらいきなりマックスの音が出るけど、絹糸だと音の立ち上がりがゆっくり。例えば、CDのクリアな音に対して、レコードの温もりのある音のような感じです。藤沢での演奏会も絹糸を張った竹山の三味線で演奏します。
ーライブでこそ味わえるものは?
全曲ほぼアドリブでやってるんですよ。津軽三味線は、最低限の約束事はありますが一人一人の弾き方が違いますし、同じ演奏家でも毎回違った演奏に。まさにフリートークなので、その時しか聞けない演奏です。たまに曲すら変えたい時がありますから。でも、プログラムに出ちゃってるんでむやみには変えられないんですけど(笑)
ー竹童さんの演奏は音締(ねじ)めがよいといわれていますが、音締めとは?
しゃべることで例えたら〝滑舌〟だと思うんです。音色がぼやけてなかったりとか。三味線は調弦が整った後、構えただけでも若干狂うほど繊細。多少の誤差があってもそのまま弾いてしまうことも多いんです。そうすると、三味線をやったことがない人でも音程が狂っているのは分かりますよね。その狂った音をゆすって(ビブラート)なんとなくごまかして弾いていることも。正解の音はカミソリの刃一枚しかないんで、指で押さえた時に耳で聞き取り、その音にだけビブラートを付ける。雑音をそいだ、濁りのない澄んだエキスを抽出するには、そのエキスが何かを分かっていないとできない。竹山は生涯それを言っていました。「三味線は下手でもいい。音締めをちゃんとしなさい。そうすれば自ずとどの曲も魂が入ってくる。そこまでいけば上手下手ではない。上っ面ではないよ」と。そうなりたいと思っています。

熟成されて深みを増した音づや
想像をかきたてられる表現力

ー抒情性のある演奏も特徴的ですね。
津軽じょんから節などの豪快な曲もあれば、そうでない曲もあります。竹山は長唄をはじめ三味線ジャンルの主要な部分を全部勉強し、その引き出しによって津軽三味線の曲を弾く時の調理方法がたくさんありました。何を弾いてもその曲の色にしていったんです。私もそのような表現(音づや)を大切にしています。また、お客さまに詳しく曲の説明をしないというのも、一人一人の頭の中に浮かんだ情景が正解だと思うからです。想像する楽しさも津軽三味線の魅力なんです。
ー師匠から学んだことは?
竹山はおけいこしろだの一切言わない。私もあまりおけいこしない人間だったけど、とにかくいろんな民謡の音源を何千何万回と聞いていました。それは間違いではなかった。英語をしゃべれるようになるにも、正しい発音が聞けないといけないでしょ。この正しいものさしを自分の体に入れる手段が、いっぱい聞いたことだと思うんです。竹山から学んだことはたくさんありますけど、人生そのものの師匠です。嘘つくな、時間を守れとか。「当たり前のことができなくて、信用を失ったり、人が離れていったりするんだよ。おまえにしかできないことを頼られたなら、やりなさい」って。
ー読者にメッセージを。
竹山がよく「30歳は30歳の、50歳は50歳の三味線を弾けばいい」と言っていましたが、最近は寝かした肉が流行っていますから(笑)。若い頃の私の演奏を知るお客さんも、熟成されてきた深い音色を楽しんでいただければと思います。

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公演番号 01111

日時 2018年1月11日(木)。午後2時開演(開場午後1時30分)
会場 藤沢市民会館小ホール(藤沢市鵠沼東8ノ1)
料金 全席指定、3800円
申し込み・問い合わせ
湘南リビング新聞社 ☎0466-27-7411
申し込みは、湘南リビング新聞社へ月~金曜(祝日を除く)の午前10時~午後5時に電話予約後、藤沢駅北口の当社で引き取り。郵送希望はチケット代金に郵送手数料410円を加算し、みずほ銀行藤沢支店(普)912446、㈱湘南リビング新聞社へ振り込み。振込時に振込人の名前の前に公演番号「01111」を入力。振込手数料は各自負担。入金確認後チケット郵送。配席おまかせ。キャンセル、変更不可。