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[2018/01/25]

高校生が七里ヶ浜の砂から鉄に オール鎌倉産の「短刀」が完成 地域・観光・歴史

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  • 湘南ニュース

県立鎌倉高校の科学研究会が「たたら製鉄」と呼ばれる手法を用いて精製した鉄を使った、鎌倉産の「短刀」が完成した。
刀に使った鉄の原料は、鎌倉の砂浜から同会生徒たちが地道に採取した砂鉄。研究会では6年の歳月をかけ、試行錯誤を繰り返した結果、砂鉄から純度の高いケラと呼ばれる鋼のもとになる塊を作ることに成功した。工程をまとめた論文が、日本学生科学賞の入選1等に入賞。受賞が同窓会報に掲載されると卒業生を通じ、「鎌倉の鉄をたたいてみたい」と刀工・森光廣さんから申し出があり、刀が制作されることになった。
「鎌倉の砂鉄からは日本刀は作れないという説を覆したかった。鎌倉時代から刀鍛冶文化が盛んだった鎌倉の地で、材料から鎌倉産にこだわり、多くの人々の協力のもとに完成したオール鎌倉の刀。皆さまに感謝です」と同会顧問の木浪先生。短刀は、関東地区の優れた刀剣が並ぶ東京・靖国神社の「奉納新春刀剣展」でも展示された。