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[2017/12/25]

茅ヶ崎市美術館「岡 耕助展」 文化・スポーツ

マティスの「心地よい肘掛椅子のような美術」をめざす

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地域特派員

アルテ

アルテ

昭和の生まれ。茅ヶ崎在住。 テレビを持たない生活を送っています。

茅ヶ崎駅を通るたびに茅ヶ崎市美術館の横長のポスターが目にはいります。

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茅ヶ崎駅南口の階段近くの案内板

ついこの間まではハワイアンキルト展だったけれど、今は「岡 耕助展」。
知らない作家さんの展覧会をやっているなと思いながら通り過ぎていました。明るく優しい春を思わせる色合いの絵の一部がポスターに使われています。一緒に書かれている「TUMBLING DICE」はローリングストーンズの曲名なのだろうか、リンダ・ロンシュタットも歌っていたなぁ、それともこの作家さんがギャンブラーなのだろうか・・・などと思いながらほぼ毎日そのポスターを目にしていたので気になってみにゆくことにしました。

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手前の「大きな猫の棲む家」は以前の茅ヶ崎の岡家

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展示室1には初期の平面作品がならぶ

冬の寒さが日々厳しさを増してゆくこの季節、展覧会場に入ってゆくと、明るい色の絵がならんでいてほっとしました。

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「静物」

壁紙に例えては叱られてしまうかもしれないけれど、暖かい色の壁紙が貼られている部屋の中にいるような心地よさです。ちょうど、藤沢市アートスペースで行われている毛利悠子さんの展示はエリック・サティの「家具の音楽」から想を得ているらしいなどという話を聞きながらみてきたばかりだったので、バックグラウンドミュージックのように、飾られていると心地よくなる作品というのはいいなと感じました。

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展示室2

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ガラスケースの中には小さなスケッチやガラス絵などがならんでいます

岡 耕助さんは1948年横浜生まれ。
10歳の頃に絵描きになろうと決意して、美共闘が活躍していた時代の多摩美術大学に在籍した後、さまざまな職業に就きながら絵画制作を続けてきました。

1973年には角川文庫のカバー画の仕事などもしています。
1981年、二人目のお子さんが生まれたのを機に茅ヶ崎に転居。その後、茅ヶ崎美術家協会展に出品し続けています。

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長く関わっている浜降祭も作品になっています

岡さんは、球田隆男(きゅうだ・たかお)の名前で立体作品も制作しています。
名付けて「チュービズム(=tubism)」。使い切った絵具チューブで作られた小さな人物や天使、動物たちが生まれ変わって、ふたたび私たちの目の前に生き生きとした姿をみせてくれます。

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「火売り」「マドンナ」「インドの神様」「LAST WALTZ」「GREEN DOOR」「無題」

ちょうど会場に作家ご本人がいらっしゃったので少しお話をすることができました(ちなみに岡さんはギャンブラーではありません!)。
スペインの旅、ガルシア・ロルカの詩、黒人音楽、平面作品と立体作品について、など短い時間ですが、色々な話をお聞きすることができました。

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岡 耕助さん

絵について、説明のために言葉を使うと作品から離れていってしまうとの思いがあるので、ぜひ、実際に作品の前に立って感じてほしいということでした。

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展示室3には立体作品が並ぶ

会期中、1月中には関連イベントも行われます。

茅ヶ崎市美術館、今年の開館日は12月27日だけとなりましたが、新年は1月4日から開館です。

美術館カフェ「ルシュマン」の今回のコラボケーキは年が明けたら登場予定です。
こちらのコラボケーキはいつも「イル・ド・ショコラ」で作られています。12月は多忙なためにクリスマスが終わった後、1月から、ということになったようです。
楽しみなのでもう一度、出かけるつもりです(来年も花より団子になる予感)。

みなさま、メリークリスマス! & 好いお年をお迎えください!

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茅ヶ崎市美術館

『TUMBLING DICE 岡 耕助展』2018年2月4日(日)まで開催中
【所在地】茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
【電 話】0467-88-1177

http://www.chigasaki-museum.jp/