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[2018/04/27]

映画「みんなの学校」大人の寄り添うココロで子どものココロが育つ 生活・経済・教育

不登校ゼロの奇跡の小学校「大阪市立大空小学校」

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  • 地域特派員

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えむちゅん

えむちゅん

藤沢に住んで17年目。海の近くに生息する?あったか〜い人々に囲まれながら、2人のお母さんもやってます♪記事を読んでくださった方がアクションを起こしたくなるようなそんなHotな情報をお届けします!

学校って何を学ぶ場所なんだろう。
「勉強」って答える人がほとんどだと思うけれど、勉強を教えてくれる場所は他にもある。
塾や家庭教師、通信教育、動画・・・本気で学びたいと思えば、インターネットで海外の授業だって受けられる時代です。

わたしの学校「みんなの学校」

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鎌倉生涯学習センターで開かれた 映画「みんなの学校」の上映会に参加してきました。
大阪に実在する市立大空小学校のドキュメンタリー映画です。
その小学校には全校220名のうち、発達障がいを持つと見られる子どもたちが30名います。
一般的に、この割合は多いなという印象です。
しかも特別学級は無く、みんな普通学級で一緒に生活し学んでいます。
その日常や日々起こる問題を、大人や子どもが一緒になって対処していく様をカメラが淡々と捉えています。

この映画を特に観て欲しいと思う人は、
学校に行かれなくなっているお子さんや、
発達障がいのお子さんを持つ保護者、
学校に不満のある親御さんや、
学校が嫌いな人にです。
学校は勉強するところだけれど、
本当はもっと「生きるのに必要なこと、大切なこと」を学べる貴重な場所なのかもしれない と感じさせてくれる映画です。

大空小学校のきまり

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大空小学校の他の学校と違うところは、
「地域に開かれた学校」・・・保護者だけでなく地域の住民の支援を積極的に受け入れている(大人の目が多く確保できている)
大空小学校の理念は、
「すべての子どもの学習権を保証する学校をつくる」・・・不登校はゼロ。
大空小学校のたったひとつの約束は、
「自分がされていやなことは、人にしない 言わない」・・・これを破ると校長室にやり直しに行く
あとひとつ、先生たち全員がチームとなり、全校児童を見ているという体制になっている
これらのことが「みんなの学校」を作っていいます。

気持ちを伝えるということ。

発達障がいの子どもたちに限ったことでは無いけれど、
その子どもたちがいることによって、より見逃せなくなっているのが「意志の疎通」です。

著作からも学べます。

著作からも学べます

子どもは自分のココロを、上手く言葉にできない。
そして友だちのココロもうまく汲み取れない時がある。
子どもが気が付けなかった「ココロ」について、
大空小の大人が少しだけ考えるヒントをやったり、気づけるように言葉をかけるだけで、
子どもはびっくりするほど素直に受け止め⇒理解する⇒絆が深まっている。
同じようなことを繰り返していても、全く同じでは無く、確実に学習しているのが分かる。

子ども同士もそうだし、子どもと先生、子どもと地域の人、先生と先生も。
一見やっかいと思えるその出来事が、自分たちの物語となり、そして信頼関係に変わっていく。
全てがケーススタディなのだと感じた
いずれその物語は忘れ去られたとしても「信頼」だけはずっと刻み付けらることになるのだろう。

ケーススタディには、答えのマニュアルが無い。
先生方の信念と経験、そして先生方の全員で受け止める体制がなければ、
その解決方法と答えは安心して見つけることができない。
子どもたちだけでなく、大人も経験して理解し学んでいく・・・。

学校の存在意義かもしれない

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今、コミュニケーションが上手く取れないという人が多いらしい。
それはおそらく現代が、浅い関係でも生きられるようになったからと言われている。
でもきっと、この大空小学校の子どもたちは、コミュニケーションで困ることはないだろうと思う。
それは、先生方が「たったひとつの約束」の大切さを丁寧に指導しているから。
友だちの問題をじっと見ているだけでも、子どもは自分のこととして学んでいるのだと思う。
共感し、人と上手くやっていくチカラは多くの子どもが集まり、生活する学校でこそ簡単に理解し学習できるのではないか。
これが学校の意義なのかもしれないなぁ・・・と感じた映画でした。

大空小学校の先生がものすごく頑張っている姿には本当に感激します!
先生方と児童たちを、応援したくなるパワーのある映画です。
「みんなと同じでなくてもOK」な学校は本当に魅力的♪
映画「みんなの学校」がお近くで上映される際は、是非足を運んでみてください。
また、上映会を自分で開催することもできますよ。詳しくは下記で。

映画「みんなの学校」公式サイト

上映会情報や、上映会の開催方法についても公式サイトにて
http://minna-movie.jp/

[書籍]
■ 「みんなの学校」が教えてくれたこと 学び合いと育ち合いを見届けた3290日
木村泰子著 小学館
■ 「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方 木村泰子著 小学館
■ 21世紀を生きる力 木村泰子・出口汪 共著 水王舎