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[2017/04/06]

シネコヤ代表取締役  竹中翔子さん 生活・経済・教育

藤沢の街に懐かしい風景を─映画を楽しむ新たな空間「シネコヤ」誕生

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  • 連載コラム

1984年藤沢市生まれ。学生時代は「フジサワ中央」でアルバイトをし、その後、NPO法人で無料上映会を実施。2013年独立し、シネコヤとして活動を始め、「隠れ家シネマ」「鵠沼シネマ」を開催。10年越しの思いで映画と本とパンの店「シネコヤ」をオープン。一日出入り自由で一般1500円

「私の妄想を形にしました」と竹中翔子さん。4月8日(土)、藤沢の鵠沼海岸商店街に「シネコヤ」をオープンします。〝シネマ〟を楽しむ〝小屋〟で「シネコヤ」。レトロな元写真館を改装し、2階に25席の上映室、1階に本のスペースとイートインのあるパン工房を設置。「映画館に代わる、新しいスタイルの映画を楽しむ場所を、藤沢に作りたかったんです」。
きっかけは10年前。70年余り映画上映を続けた藤沢オデヲン座の閉館。
「私は映画館の空間が好き。こうした街の風景がなくなっていくことがさみしくて。最近は喫茶店や古本屋も少なくなってきて、これらは私にとって〝街から消えて三大さみしいもの〟。だったら一緒に楽しめる場所を作ろうと思ったんです」。
〝妄想〟をイラストレーターに語って絵にしてもらい、本格的に活動を開始。「その絵を見て応援してくれる方も多かったです。具現化することって大事だなと。自分の意識も高まりますし」。募金箱の設置やクラウドファンディングなどで寄付を募り、350人以上が賛同。昨年、物件が決まり、ちょうど、パンを作る知人が地元に戻り、協力を得られることに。
「物事はいつもベストタイミングで起きていると思っています。うまく進んでも進まなくても、自分の気持ちに素直に従って行動に移しているといいのかなと思います」。
初日は午前10時開店、10時30分上映開始。一日2作品を上映します。
「地元の人とコラボして、地元に愛される場所にしていきたいです。映画を通してシネコヤの思いを伝え、映画館、ミニシアターに次いでシネコヤというスタイルが各地方に広がるよう、モデルケースになりたいです」。
さあ、物語の幕が上がります。
http://cinekoya.com
(増田誠子)