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[2018/03/01]

わが家は 地震に 耐えられる??(湘南 2018年3月3日1453号) 生活・経済・教育

まずは「耐震診断問診表」で チェックしましょう!

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東日本大震災から今年で7年。2016年には熊本地震が発生し、住宅被害は19万棟を超えました。自然災害はいつ起こるかわかりません。「備えあれば憂いなし」。今回は、リビング読者Sさんの築42年の自宅で、耐震診断士が「耐震診断」※を実施。住宅が抱える問題点をチェックしました。この機会に、あなたの自宅も見直しませんか。

※ 耐震診断とは?

建築士など専門家による耐震診断には、「一般診断」と「精密診断」の2種類があります。まず耐震改修の必要があるかどうかを約2時間ほどの時間をかけて診断します(一般診断)。原則として内装材や外装材をはがしたりはしません。階ごとに評点を割り出し、評点が低ければ低いほど耐震性に問題があると判断されます。「危険」と判断されると、必要に応じて内部劣化状態まで確認する「精密診断」を行うこともあります。木造住宅の「一般診断」の費用は、延床面積が120㎡程の在来軸組構法の建物で概ね10~20万円と言われています。

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阪神・淡路大震災、長野県神城断層地震、東日本大震災、熊本地震など、あらゆる被災地に出向いて「応急危険度判定士」としてボランティア活動を行っている加賀妻憲彦さん

阪神・淡路大震災、長野県神城断層地震、東日本大震災、熊本地震など、あらゆる被災地に出向いて「応急危険度判定士」としてボランティア活動を行っている加賀妻憲彦さん

取材協力
加賀妻工務店
建築士(耐震診断士)
加賀妻憲彦さん
茅ヶ崎市矢畑1395 ☎0467-87-1711
http://www.kagatuma.co.jp/

 

大震災で被害が大きかったのはこんな住宅

地震で被害を受ける住宅は、地盤や周辺の環境、地域特性によって違います。阪神・淡路大震災では、大きな庭を眺めるために、南面に大開口の窓があるお屋敷も倒壊。これは、壁のバランスが悪かったことが推察されます。神戸市灘区は、近くの淡路島が瓦の産地だったこともあり、住宅の多くが瓦屋根でした。このため、重い瓦葺によって住宅が倒壊したケースが多くみられました。熊本地震では、田んぼの埋立地や山の傾斜地に建てられた、地盤の悪い家が多く倒壊しています。

加賀妻さんが実際に出向いた長野県神城断層地震の状況。赤い車が家屋に押しつぶされている

加賀妻さんが実際に出向いた長野県神城断層地震の状況。赤い車が家屋に押しつぶされている

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耐震の 診断リフォーム には補助金を活用しよう

阪神・淡路大震災の教訓をもとに平成7年に「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」が施行されました。耐震化を進めるため、現在、国や各市町村では補助金や減税といった制度が用意されています。
湘南エリア各市でも建物の耐震化の促進に取り組み、昭和56年5月31日以前に建てられた建物の耐震化を支援しています。平成30年度の補助金については、各市に問い合わせを。
※平成29年度の補助金は締め切っています

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※昭和56年5月31日以前に上記市内に建築された木造建築物(対象建築物については各市によって異なるので問い合わせを)で、平屋または2階建て(茅ヶ崎市は3階建て以下)の住居であること。また、住宅の所有者が居住していて、市税の滞納がないことが条件となります。耐震改修工事補助については、一般診断または、精密診断の「耐震診断書」総合評点が1.0未満であるものが対象。各制度を利用する場合、診断や改修を行う前に事前相談が必要です。分譲マンションなどの補助金制度もあり。詳細は問い合わせを