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[2018/01/25]

どう変わるの? 我が子の教育・入試 (湘南 2018年1月27日1450号・平塚1月27日528号) 料理・グルメ

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2018年度から小学校で英語授業先行実施、2020年度から新しく「大学入学共通テスト」を導入。現中3生から新大学入試へ、現小5生からさらに大学入試が変わります。同時に小・中・高の学習指導要領も改訂。今、大きく変わりつつある子どもたちの教育環境について、小学~高校生の受験指導に携わる中萬学院・天野貴幸先生に伺いました。

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―2020年に向けて何が変わりますか?
天野先生
 注目されているのは2020年度の「大学入学共通テスト」。現中3生から新大学入試へ、現小5生からさらに大学入試が大きく変わります。また、小・中・高でも「新学習指導要領」を実施。学ぶ内容は大きく変わりませんが、〝知識再生型.から〝知識活用型.へ変化。「何をどう学ぶか」「何ができるようになるか」を重視し、教科の枠にとらわれず、地域や民間とも連携して学びます。アクティブラーニング(一方的な学びではなく、自分たちで情報を集めて議論し、課題解決する)も一例です。
―このような教育改革がされるのはなぜですか?
天野先生
 21世紀は、グローバル化が一層進み、幅広い知識と柔軟な思考力に基づく判断が求められます。この21世紀を生き抜く力「21世紀型能力」を養うため、①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体的に学習に取り組む態度(主体性)を〝学力の三要素.とし、学校教育でも入試でもより問われていくことになります。
―子どもたちに必要になる力とは?
天野先生
 複数の文章や資料から情報を的確に読み取る力、自分の意見を論理的にまとめる力、知識を使って論理的に考え課題解決する力は、今後さらに重視されるでしょう。小学校で「プログラミング」が必修化されますが、コンピュータに親しむだけでなく、この論理的思考を育てることが目的です。 また、今回の教育改革でトピックの一つは英語。新大学入試でも民間の資格・検定試験を活用し、英語4技能(聞く・読む・書く・話す)が評価されます。学校でも到達目標が引き上げられ、日常会話だけでなく、英語によるプレゼンテーションの技能も必要に。これは学校や塾だけでは時間が足りないとも言われています。そこで子どもたちがいかに英語を好きになって、自分から英語に慣れ親しんでいくかということが大事。「低学年から大変」と思われる親御さんもいるかもしれませんが、今の時代ほど幸せな子どもはいないという見方も。なぜなら、ICT(情報通信技術)などいろんな優れた学習ツールがあり、楽しみながら英語を勉強できる環境があるからです。

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―〝主体性〟は、どうやって評価されますか?
天野先生
 神奈川県公立高校入試では、受験生全員が面接で「主体性」を測られます。新大学入試でも「あなたは何に取り組んできたの? 大学では何がやりたいの?」が提出書類や面接、小論文などを通して今以上に重視されようとしています。熱中して継続的に取り組み、その成果を形にする、例えば「大好きなアニメの研究」でも良いでしょう。何かに意欲的に取り組んだ事実は、自分への自信にも受験での味方にもなります。大学は3ポリシー(どのような受験生を求め、どのような力をどのように身に付けさせ、どのような力を身に付ければ学位授与するか)を公開しています。その3ポリシーと自分の主体性とのすり合わせが、大学・学部選びの視点の一つにもなっていくでしょう。
―今回の教育改革をどう捉えますか?
天野先生
 学校教育も大学入試も、一つのモノサシではなく、さまざまなモノサシで一人一人を測り伸ばしていこうというメッセージが、今回の教育改革に込められていると思います。新学習指導要領は、2030年を見据えて改訂されました。つまり、2020年の先、新しい教育を受けた子どもたちが社会に出てしっかりと自立していけるように育てようとしているのです。教育に関してはワクワクする時代に入ってきたと感じています。

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